歯科インプラント業界は再生医療を取り入れ、進歩を重ねてきています。

ただし、再生医療などの新しい治療の中にはちょっと待てといった、治療後の結果ができていることも事実です。

　私の考えとしては、新しい治療が出てきても、最低５年くらいは観察しないと結果は出て来ないことがあり、最新の治療だからと言って必ずしもく安心とは限りません。

 

　先日、当医院にて15年以上前にインプラント治療を行った患者様の検診データを整理してみました。当時使用していたインプラントは、現在では世界のトップ争いをしている一流メーカですが、その予後の良さにはびっくりしました。

更に驚いたのが、１年に一回当医院を受診し、検診を行っている患者様の95％以上で10年以上経過しても何らの異常は見られなかったということです。

 

　このことはいかに検診にてスタンダードな口腔内清掃を行うことが、長期安定につながっているかということです。インプラントを入れたままでは、長期安定は望めません。当医院ではインプラント治療を行った患者様には20年は健康な状態で口腔内の状態を維持してほしいものです。

 

このように歯科医の口腔内管理、患者様の口腔内清掃などには、昔から実績のあるスタンダードな治療があって、はじめて再生医療を取り入れる価値があると思います。

 

多数歯が抜けている患者様ほどインプラント治療後の劇的な咬合の改善と咀嚼効率には驚かれています。今噛めないとお困りの患者様は一度来院してご相談ください。

たった１本のインプラントでもその素晴らしさが経験できると確信しております。